連休がはじまりましたね・・
私はとくに遠出の予定はなく、少し静かな外の様子を眺めながら、
マリアージュのリネンドレスの仕上げに集中しようと思っています。
このお話を戴いたのは半年前。まだまだ先と思っていた五月はもうすぐそこ。
何十年ぶりかのマリアージュのオーダーに心躍りました。
納めるだけではなくスタイリングにも伺うので、とても楽しみ。このお話はまた来月に。
さて、新緑の美しい来月、
神楽坂の路地裏にある文化財建築にオープンしたばかりのギャラリーショップで
半年ぶりにお仕立て会を開く運びとなり、準備を進めています。
打ち合わせのため、二十年ぶりに降り立った神楽坂は、
高いビルが増えていましたけれど、変わらず残る江戸情緒、
狭く曲がった石畳の小道、路地裏、そして坂に魅力を再発見しています。
当時は、そぞろ歩くゆとりがありませんでしたが、
今は毎回、気になる路地に出会うと曲がってみて、回り道をして帰る楽しみも見つけました。
江戸時代に形成された時には、メインの坂はもっと急でお城に向かって伸び、
その左右に武家屋敷や毘沙門天、茶屋と並んでいました。
明治になるとその脇の坂に寄席や花街ができ繁華街となって賑わい、
神楽坂も緩やかになって、文豪たちが通い住まう粋な町へと発展したようです。
当時の道なりを大事に残しているとのこと、だからこんなに素敵なのですね・・
この町を守る人たちの心意気を感じながら、丁寧に歩きたい町にまたご縁が繋がりました。
写真の、渋い壁の向こうに佇む場所で六月、よき展となりますように・・
writer ライター
LM
モード評論、アパレルMDを経て独立。
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
天然素材の服と雑貨のアトリエを運営。
HP: アトリエ「&R」
http://and-robe.shop-pro.jp/
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
天然素材の服と雑貨のアトリエを運営。
HP: アトリエ「&R」
http://and-robe.shop-pro.jp/