最近、あまりにも便利なデジタルツールが身の回りに増えすぎたせいか、自分の力だけで何かをし遂げるということが少なくなっていることに気がつきました。パソコンやスマホを否定するわけではないけど、それに依存していることにあまりにも無自覚でいすぎると、それを取り上げられたら生きることすらままならなくなるのでは、と、漠然とした不安を感じています。
子供の頃は友達や親戚のうちの電話番号、いくつも暗記していたなあとか、スマホがなくても知らない場所に行くのが不安じゃなかったなあ、とか、なんとなく思い出しては便利さに甘えることに対して、これでいいのかと思う気持ちがふつふつと湧き出す・・・。それの繰り返し。
逡巡しているままでは何も変わらないと、自分の心に応えるために、何かしら自分の体を動かして、何かをつくることをやってみたくなっています。
これからなにか新しいことに挑戦して、目の前の世界が開けたら、またここで報告します。
writer ライター
野原こみち
熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。