「旧朝香宮邸を読み解く A to Z」という展覧会に行ってきました。
旧朝香宮邸とは目黒にある東京庭園美術館です。
いつもは絵や写真などが飾られている場所ですが、
今回の展覧会の対象は旧朝香宮邸の建物・内部の装飾です。
1933年に完成したこの建物は
当時ヨーロッパやアメリカで人気があったアール・デコ様式が随所に散りばめられています。
入口にはルネ・ラリックの翼を広げた女性がガラスの扉を飾っています。
玄関を抜けると大広間が客を出迎えます。
アール・ヌーボーとアール・デコの区別が今まではあいまいでしたが、今回わかりました。
曲線と直線、幾何学模様の壁紙がアール・デコ。
デザインされたシャンデリアやラジエーターカバーなどが大客室・大食堂を彩っていました。
2階から庭を望むベランダと3階のウィンターガーデンの床は市松模様のモダンな空間。
ほんとにおしゃれ。
「A to Z」と題のついた今回の展覧会では
アルファベットのキーワードのついたカードが各部屋に置かれていて持ち帰れるのでコレクションにできます。
writer ライター
しろくま
熊代浩子
和歌山県出身
関心のあること:日本の森、映画、書道、フィンランド、フランス、健康
和歌山県出身
関心のあること:日本の森、映画、書道、フィンランド、フランス、健康