アトリエは、年末からずっと、お仕立ての日々です。
届いた時には、引きずらなくては持てなかったリネン生地一反巻き。
ここまで細くなって、すべてワークコートになりました。
このお正月にオーダーを戴いた分をまた裁断して、、終わり。
この生地に出会った時、ボタンのたくさん付いたコートにしたい・・と浮かび、
一目惚れで仕入れたものの、個展が近づくにつれ不安になったりしていましたが、次々に旅立ちが決まり、感謝でいっぱいです。
いつも思うのです、こんな世の中ですから、早く仕上げなくては・・と。
今回も、一日も早く仕上げてお届けしたいと、丁寧に急ごうと思います。

最後に、年末に今回のコートの縫製をずっと石川県の海に近い場所にある縫製工場にお願いしようか迷いに迷って、
諦めた経緯がありました。

能登半島が大変なことになって、やはり工場のスタッフご親族やご家族に被災された方がいたり、
支障をきたしておられるご様子。
ついこの間までやり取りしていましたから、居ても立っても居られませんでした。
素晴らしい技術の方々です。
心から復活を願い、再開された折には今度こそオーダーしようと決めています。

そして、金沢市中心部に住む友とも連絡取れました。
東日本大震災で被災した私と大型犬を金沢から北陸周りで迎えに行くと言ってくれた人。
災害対策本部が県庁に設置されたこともあって、支援活動に動いている様子。
素晴らしい友にもエールと感謝を送ります。

石川県は若いころからご縁のある場所。
当時セレクトショップの仕事で出張のたび馴染み、移住を考えたこともありました。
この地震災害に遭われた方々、携わる方々、動物たちの安心と安全を願います。