9月末に山梨と長野の県境をトレッキングしてきた。

あれから1ヶ月近く経つから
すでにこの写真のような景色とは違うだろうな。

それでも、この日カラマツは少し色づいていた。
そして、秋ならではの光景
マツタケなどのキノコ狩りの地元の人が多く入っていた。

山へ向かう林道では、
時々シーズン中の釣り人やボルダリングや岩登りの人、
春は山菜採り、秋はキノコ狩り。様々な人と遭遇する。

今年は、山菜の時期が普段と違ったようで
あまり出会うことが無かった。
そして、驚くことに
あまり遭遇することない熊を目撃したことが数回あった。

このところ、熊の被害のニュースを多く目にする。
山のドングリが少ないことも原因のひとつだろうけど
人間の食べ残しが林道を歩いているとそこらじゅうに落ちている。
これを拾って食べた熊は、もっと麓に行けば
これと同じように美味しいものがあるのかもと思うんだろう。

もともと学習能力が備わっている熊にとっては、
人間が道を作ってくれたと思うに違いない。

本来、里山が獣のエリアと人間の住むエリアを分けていたのに
里山らしいところは削られ、訳のわからない砂防ダムを建築して
その周辺ははげ山となっていたり、削ってソーラーパネルの団地のようなところも多い。

これでは動物たちはどんどん里へ下りてくるだろう。

国土の多くを豊かな森で構成されいた日本。
いつからかお金の山と化してしまったようで悲しい限りだ。