12年物のミシン

LM|2023年9月23日

先日、突然 ミシンが動かなくなりました。
午前中は縫製できていたのですが、なんとなくクラッチの感度が鈍くなってきている
ことに気づいていました。

お昼をすませて作業を再開しようとスイッチをいれると、
応答なし・・・
違うコンセントに繋いでみても、応答なし・・
え?どうしたの?寿命?酷使してしまったけど、早くない?
このミシンを迎えたのは、12年前。
頑丈でパワフルな職業用のミシンですが、引っ越しのたび調子が少しずつ狂っていましたし、
このところ、メンテナンスに出すタイミングがなかったことを一番反省しました。

以前は、定期的に来て下さるメンテナンスの方がいたのですが、
地方移住で、そのようなご縁がなくなり、その方や叔父から教わった方法で大切に維持してきたつもりでした。
問い合わせると、おそらくセンサー交換の必要がありそうだと。
それだけで、また戻ってきてくれるならばと修理に出すことにしました。

このタイミングは不幸中の幸いでした。
もう少し先だったなら、個展のための制作にかなりの遅れが出たはず。
無言になってしまったミシンに、ありがとうと思いながら針を外し、
ボビンを抜き、台から下して、深呼吸して、、新しく同じ機種のミシンを迎える決心をしました。

この日記を書いている今まさに、新しいミシンがアトリエに向かってトラック輸送中。
そして、入れ替わりで、12年の相棒ミシンは修理へと旅立ちます。
12年間使っていると、癖なども熟知しているので馴染んでとても愛おしく、
ここはどうか進んで~と思う難関も厚みさえ見事に突破してくれたりするので、感謝が尽きないです。
どうか、直って戻ってきますように。

そして、新しいミシンも心待ちにしているのですが、まだかなぁ。

writer ライター

LM

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モード評論、アパレルMDを経て独立。
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
天然素材の服と雑貨のアトリエを運営。

HP: アトリエ「&R」
http://and-robe.shop-pro.jp/
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モード評論、アパレルMDを経て独立。
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