先月末、娘の学校の中間休みに家族で金沢に行ってきました。
私と夫は何度も訪れている大好きな街ですが、娘が生まれてからはなかなかタイミングが合わずでした。
きっかけは4月末にEテレで放送の日曜美術館。
「ポケモンX工芸展」のタイトルに、最初は、ポケモン!?と思いましたが、
日本の工芸の匠たちがポケモンに本気で挑んだ作品は私たちの想像をはるかに超えた素晴らしいものでした。
「観に行きたい!」と、ポケモン大好きな娘は直ぐ様叫び、私も夫ももれなく大賛成。
本物を見に行こう!ということで金沢行きが決定したのでした。
もちろん21世紀美術館や食、ちょっと足を伸ばして山中温泉という旅のお楽しみも追加しました(笑)
待ちに待った当日。新幹線で金沢に着いたらまずは近江町市場でランチ。
そして尾山神社や金沢城公園を散策しながらポケモン展を開催している国立工芸館へ。
日々の生活の中で目にする身近な工芸。
テキスタイル、着物(江戸小紋、琉球紅型、友禅)、漆(蒔絵、螺鈿)、陶器・陶磁器、木工彫刻(立体木象嵌)、
ガラス、金属(金工・可変金属・自在置物)など、
人間国宝から若手までの20名のアーティストが本気でポケモンの世界観に挑むとこうなるのか!!
思った以上の人出で作品を見る列に並ばねばなりませんでしたが、
そんなことも苦にならないぐらいワクワクする作品ばかりでした。
「美とわざの大発見」と、サブタイトルに書かれている通り驚きの大発見な見応えでした。
私や夫のようにポケモンに興味がない大人でも、伝統工芸の精巧さ、
豊かな想像力による遊び心溢れる作品に感心・感動の連続でした。ずっと愛でていたいと思う巧な作品に触れ、
こんなに素晴らしいアーティストたちが沢山いて、伝統工芸が進化していることに気づかされました。
心の栄養をたっぷり充電できた工芸展でした。
街中で工芸展とのコラボを展開していますが、せっかくなので金箔のピカピカソフトクリームをいただきました♪
ポケモン展は6月11日で終了し、7月25日から来年の1月7日まではロサンゼルスで巡回展が行わます。
2024年以降で日本での巡回展を予定のようです。
ポケモン展の写真:
サンダース(銅、金、銀、彫金、打出し、色上げ、鍍金、七宝)吉田泰一郎
リザードン(信楽壺)桝本佳子
未知文黒御影茶器(漆、鮑貝、夜光貝、白蝶貝、螺鈿)池田晃将
ピカチュウの森(綿、ニードルレース) 須藤玲子