母の日が近づく頃に咲く花
「スイカズラ」。
母はこの花が好きだったことを思い出す。
晴れて気持ちのいい朝に
どこからか甘い香りがすると思ったら
この花だった。
家の塀替わりに植えていた低木に、絡みつくように
蔓を延ばし、5月に必ず沢山の花を咲かせていた。
確か、先始めは白く可憐な姿だが
日ごとに黄色に変色していた。
でも、その黄色も上品な色で好きだった。
なにより、甘すぎないいい香りが母は気に入っていたのだろう。
だからと言って、花屋に切り花として扱っているものでもないから
マンション暮らしになった母へ贈りたいけどそれは無理そうだ。
カーネーションはさほど好きではない母へのプレゼントは、
スイカズラの咲く場所へ連れ出してもいいかなと思っている。
writer ライター
コトヒラガクト
親の影響で幼い頃から山や川に慣れ親しんでいたので
今だにその影響が持続している40代の自由人
(仕事はしております)
特に、早朝の山と夕暮れの川の景色が好きです。
ちょっとのスキに、どこでもいいので自然が感じられるところへ
出かける時間を作っている。
今だにその影響が持続している40代の自由人
(仕事はしております)
特に、早朝の山と夕暮れの川の景色が好きです。
ちょっとのスキに、どこでもいいので自然が感じられるところへ
出かける時間を作っている。