春本番のあたたかさとともに、
春夏の服のお仕立ても始まって、軽やかな生地に囲まれています。
昨年は、思わぬバッグ人気に恵まれ、注文にお応えして制作しているうちに
年末になっていたという感じでした。
春はリネンの季節の入り口・・新しい生地や色との出会いにワクワクしながら、
新しいお洋服に思い馳せています。
ちょうど今、オンラインショップにて『小さなお仕立て会2023 haru』を開いていまして、
オーバーサイズのワークコートをメインにジェンダーレスなアイテムに初挑戦しました。
小柄な方はダボっと、大きな方はちょうどよく、
着たい方すべてにお仕立てしたいと思い、時間をかけてサイズの研究を進めました。
美術家や職人のワークコートのイメージで、盛らずにそぎ落した雰囲気で、
色や素材で愉しむコートを作ろうと思いました。
肩幅も身幅もたっぷり、袖も長くて、ポケットも大きい、
襟は少し後ろに抜いてルーズで無造作な感じが似合う、
風を通しにくいダウンプルーフ・コットンを天日に干して揉みこんだ素敵な生地に出逢えて、
再生ボタンも見つかりました。
こだわり、迷い、考え、やり直し、グーっと真剣に楽しみながら作ったコートは、
眺めてみると、
メンズライクでもなくフェミニンでもない、
たぶん羽織った方のパーソナリティーで引き立つような雰囲気になったのではないかと思います。
動きやすくなった今春、お出かけの楽しみも復活してきましたね。
戴いたご注文を丁寧にお仕立てしたいと思っております。
HP覗いて戴けましたら嬉しいです。
writer ライター
LM
モード評論、アパレルMDを経て独立。
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
天然素材の服と雑貨のアトリエを運営。
HP: アトリエ「&R」
http://and-robe.shop-pro.jp/
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
天然素材の服と雑貨のアトリエを運営。
HP: アトリエ「&R」
http://and-robe.shop-pro.jp/