ゆっくり時間をかけて制作したツイードのバッグは
オーソドックスな雰囲気よりカラフルで楽し気な方に人気が集まり、
このコロナ禍を越えてきた私たちは無意識に明るく夢のある方へ傾向しているのか・・
この時代背景を感じました。

お洋服のお仕立ての合間に制作していたバッグでしたがいつのまにか作り続けるようになり、
こうして待っていて下さる方々もいることに感謝です。

そして、最後の仕上げを残して出発した京都。
久しぶりの一人旅は、まずは友人のライヴで感動し、
京都駅前の新しくて小ぎれいなホテルに宿泊して目覚めた朝は雨でした。

まずは、行きたかった老舗生地工房へ伺って、素敵な生地にも出会え、
たくさんお話して長居してしまいました。
さすが京都、インバウンドと国内旅行者でどこもとても混んでいて賑わいを取り戻していましたから、
王道の観光巡りはしませんでしたが、教えていただいたお店でランチを戴き、
再び歩き出して香のものや食材、お味噌なども購入して、美味しいコーヒーを戴いて、
大荷物で夕方に「のぞみ」に乗りました。

旅というより買い出し？（笑）のようでしたが、それもまた抜群に楽しく私らしい過ごし方でした。
雨はずっと降り続き、写真を一枚も撮らずに走り抜けた京都。
それでも、20年ぶりの京都は変わっていたけれど華やかで渋くて、もっと浸りたかった。
このタイミングが強運で、とてもお安くなったので、
これは、「またおいでやす」ということだわ、と思っております。