田植えの時期になると
この花が咲き始める。

この花が咲く谷や沢沿いの道を歩くのが楽しみのひとつで、
中でも、新潟や山形の山歩きの時にみる景色が格別。

先日、谷川岳を目指す予定にしていたが
予定を変更して万太郎山に登ってきた。
林道から少し沢へ向かう道に、「タニウツギ」が咲いていた。
時期的には花は終盤というところだったが
緑一色の森に薄桃色の花が可憐に揺れている姿は
一人、黙々と歩く自分にとっては心の癒しとなる。

このあたりの森はとても深く、豪雪地帯なので
雪渓が残っている箇所も見られる場所だ。
新緑からしだいに深まる木々の葉の色の変化も楽しめるし
6月末でも山菜にありつけることも魅力のひとつ。

この日はウドの新芽と姫竹を見つける事が出来た。
当然、昼ごはんには川の水を利用してさっとゆでて
オリーブオイルと塩コショウで味付けをして食した。
沢を渡る風が心地よく
下界の暑さをしばし忘れさせてくれた。