その名は意味を持たない

野原こみち|2022年1月15日

年末から年明けのあいだに年賀状を書いたり届いたものを眺めたりしているうちに、あたらしい年の2022という数字並びにもようやく慣れました。
11月12月に一旦落ち着いたかにみえていたコロナウイルスの感染者数は、年が明けて突然膨れ上がるように増えてきてしまいました。
オミクロンというのはギリシャ文字で15番目。アルファ、ベータ、ガンマときて、その次がデルタ。
あれ?
ついこの前までデルタ株が・・・とか言っていたのに、いつのまにか、15番目まで飛んでいる。
これは私が気づかないうちに他の変異株が生まれていたのか、それとも別の理由で15まで飛んでいるのか・・・。
少し気になって調べてみました。
コロナウイルスの変異株に名前をつけているのはWHO(世界保健機関)。
最初はイギリス株、インド株などの最初に見つかった国の名前で呼ばれていたそうですが、それが差別や偏見につながるとのことで、2021年からそれ自体には意味を持たないギリシャ数字を使って変異株をあらわすことにしたのだとか。
これまでアルファ株からはじまり、ミュー株までの12種類が見つかっていましたが、次のギリシャ数字のニューとクサイは飛ばして、オミクロン株になったそうです。ニューは英語のNEWと混同しやすく、クサイは英語ではXiと表記されるのですが、xiは中国などで姓にxiがつく人が多いので使わないことにしたそうです。
なるほど。ウイルスの名付けに関してもいろいろな配慮がされていたということですね。

ちなみに、オミクロンの次は何かと調べたら、パイですね。円周率・・。これも紛らわしいのでおそらく飛ばされそう。

とにかく、オメガまで到達する前に、早いところおさまってくださいませ、と祈ることしかできません。
今年こそはと考えていた、やりたいこと、行きたい場所、そんないろいろが、どうか一年のうちに叶いますように。

writer ライター

野原こみち

野原こみち

熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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