立秋 涼風至る

暮らしの歳時記 七十二候

七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。

新暦ではおよそ8月7日から8月11日頃の時期になります。りょうふういたると読むこの候は、まだ暑いさなかに時折涼やかな風が吹く事をあらわしています。真夏の陽気の中に、突然涼しい風が吹くようになり、昔の人はその風に秋の気配を感じたのかもしれません。
この時期の旬の食材に「土用しじみ」があります。暦では秋の気配が近づいていることになりますが、まだまだ暑さが厳しいこの時期。
昔から、体にいい食べ物として言い伝えられてきたように、しじみにはカルシウムや鉄分・ビタミンAやB群が含まれており肝臓にもいいなどと
言われています。蜆汁などで残暑を乗り切るというのも昔からの知恵のひとつかもしれません。