小暑 温風至る

暮らしの歳時記 七十二候

七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。

新暦ではおよそ7月7日から7月11日頃の時期。ちょうど七夕が含まれる候です。風が次第に、熱気を孕んで、夏らしい風になってくる頃合い。梅雨が明けて、本格的に夏になってくる季節の境目です。ちなみに、梅雨明け頃に吹く風のことは白南風(しろはえ)と呼ぶとのこと。

七夕の行事食といえば「素麺(そうめん)」です。
その由来は、古代中国では7月7日に死んだ帝の子が霊鬼神となって熱病を流行らせたため、その子の好物だった索餅を供えて祀るようになり、「7月7日に索餅を食べると1年間無病息災で過ごせる」という伝説となったそうです。
それが、奈良時代に索餅が日本に伝えられ、麦の収穫期に麦餅を作る風習が収穫祭という意味を持ち、
麦の実りや夏野菜の恵みを神に感謝するということなどから、宮中行事にも取り入れられました。
その後、一般にも広がり取り入れられるようになったとのこと。やがて、索餅はそうめんへと変化し、七夕にそうめんを食べるようになったそうです。