やっと出逢えた!

ケーシー綾子|2019年7月11日

生き物好きな娘が昨年からハマっている芋虫。
しかも蝶より蛾が好き(苦笑)
芋虫をみつけては育ててみますが、蛹より先は成功しませんでした。
毎回すくすくと成長する芋虫ちゃんでしたが、他の虫に利用されていたりなど
芋虫の世界の自然の厳しさを知ることばかりでした。
以前、日記にも書きましたが、偶然花束についていた蛹をみつけ、蛾が羽化したことはありました。
とてもレアな出来事でしたが幼虫から育ててはいないので娘の小さな夢は叶えられていませんでした。

ところが、そんな娘に新たな出会いがありました。
散歩中にアゲハの一齢幼虫をみつけたのです。
小さな、小さな、黒い線のような幼虫でしたがすくすくと育っていきました。
脱皮を重ね、黒い幼虫は青虫になりました。
エリック・カールの絵本のはらぺこあおむしのごとく食欲はとまりません!
ある日、動かなくなり蛹になりました。

そしてその10日後の朝。
緑色だった蛹が鮮やかな黄色と黒の柄模様になっていました。
もしかしてもうすぐ羽化?と、思ったもののまだまだよね、と
お昼前にふと蛹を見ると。。。ア、アゲハ!
本のちょっと前に出て来たようで羽はしなり、一生懸命に羽を動かしながら乾かしているのです!

初の羽化成功に嬉しすぎて言葉がでませんでした。
羽が乾くと、歩き・ちょっと飛び、徐々にネットケージの中を飛べるようになっていきました。

翌日。学校に持参してアゲハ蝶を下校時にクラスのみんなと校庭で放蝶しました。
雨続きでしたがその日は束の間の晴れ。風もなく絶好の放蝶日和。
ケージの持ち運びで付き添った私も傍らで見守りました。

娘の手に乗ったアゲハがゆっくりと羽を動かしふわりと浮きました。
こどもたちが一斉に、元気でね~!バイバ~イ!という声が響く中
羽化したばかりで弱々しかったアゲハが、力強く羽を羽ばたかせ空高く飛んでいきました。
なんとなく嬉しそうに、希望に胸膨らんでいるように見えました。
素敵な瞬間に立ち会えたこの日の出来事は私の小さな宝物になりました。

翌日、偶然にまたアゲハの一齢幼虫と念願だった卵をみつけることができました。
その一齢幼虫は今は既に青虫となり、難しいと言われている卵から幼虫も誕生し、
どちらもすくすくと育っています。
新たなアゲハに出逢える日もそう遠くではなさそうです♪

writer ライター
ケーシー綾子
ファッションデザイナー、広告代理店、雑誌&HP編集、国内外のイベントプロデュース等様々なオシゴトを経験。現在はひょっこり授かった娘の育児に奮闘中。アートと自然を巡る旅が大好き。日常や旅先で出会う小さな発見に大感動するハッピーさん。