いしり

kinako|2018年8月21日


みなさんは「いしり」という魚醤をご存知ですか?
大豆ではなく、いかや魚の内臓を使った醤油のことです。
この「いしり」は能登のものですが、もひとつ「いしる」がありますが
これは作られている地域と材料が違うだけで
ほぼ同じようなものです。

他にも日本には秋田の「しょっつる」や、タイの「ナンプラー」
ベトナムの「ニョクマム」なども同じ魚醤です。

使い方の多くは、魚介類の料理に合わせるのが一番ですが
卵料理やドレッシングのかくし味にも度々使っています。

滋味あふれる味わいと、少量で満足できる塩味。
聞くところによると穀物醤油や海外の漁醤よりもアミノ酸の量がとても多いそうで
抗酸化性を示す物質や、低分子ペプチド、それから、
血圧の上昇を抑制する物質もあるとか。
なんといっても自然素材だけで出来た天然発酵調味料というのは
聞いただけでも体に良さそう。

シンプルなイカと大葉のパスタの味付けは、ほぼこの「いしり」と胡椒のみ。
チーズとの相性も抜群なので、多めにパルメジャーノをかけて・・・
暑い夏にはお薦めのメニューです。

writer ライター
kinako
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昔から、料理好きな母を見て育ったせいか
食べることには時間や手間を惜しみたくない。
それは料理だけでなく、空間や道具も大事。
それらのことを色々と物色するのが好きな中年女子です。