秋の風

野原こみち|2022年9月13日

9月に入ってから、朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきました。
日中もようやくうだるような暑さから解放され、窓を開け放していると心地よい風が入り、秋めいてきたと感じています。

私は秋生まれのせいか、夏がすぎたあと次第に冬に近づいていくこの季節が好きです。
若い頃は好きな季節を聞かれると夏と答えていた気がするのですが、良く考えてみると夏は夏でも、お盆を過ぎたあたりをイメージしていたので、ほとんど秋に近い夏ですね。
収穫の秋、スポーツの秋、そして読書の秋といろいろかんむりがついていますが、好きな理由を考えると一番はこの空気感だと思います。
同じくらいの気温の春と比べると、秋の方がさっぱりしているイメージです。
恐らくは、暑い夏を過ごした後なので、真夏の体感と比較して、そう感じやすいということかもしれません。
あとは、秋空も好きです。
ひつじ雲、うろこ雲、ぼんやりながめているとあっという間に時間が過ぎてしまいそう。

願わくば、今年の秋は台風被害がなくて、すっきりした秋晴れの日が1日でも多くありますように。

writer ライター

野原こみち

野原こみち

熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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