時間について

野原こみち|2022年4月26日

最近いろいろと慌ただしくて、なかなかまとまって本を読む時間がとれません。
あれもこれも読みたい本は増えるのだけど、読むのが追いつかないというのは、社会人になってからずっと抱えている悩みの一つ。
ハリー・ポッターの物語の中で、ハリーの友達のハーマイオニーが色々な授業を掛け持ちするために、先生から逆転時計(タイムターナー)を借りていましたが、もしあの道具が現実に存在したら、わたしは本を読む時間を確保するために使うだろうなと思います。
時間についての感覚というのは不思議なもので、なにもすることがなくて退屈なときは時間がゆっくり流れているように感じます。
逆に、ずっとなにかやることがあって忙しい状態や、すごく楽しいときには、あっという間に時間が過ぎ去ってしまったかのように感じます。
これはわたしだけの感覚かもしれませんが、記憶についても時間に対する感覚と少し連動しているように思います。
すごく忙しくしていたときのことはあまり覚えていなくて、不思議とよく思い出す昔の記憶は、どちらかというと時間を持て余してぼんやりと過ごしていたときの情景のほうが心の中に鮮明に残っているように思うのです。子供の頃ひとりで畦道を歩きながら、時間がすぎるのがゆっくりだなとぼんやり考えていた時に見ていた光景とか、なぜかすごくはっきりと覚えています。そんな、なんでもない日の記憶はなにか理由があって頭の中に残っているのでしょうね。
そういう日のことを思い出すことで、忙しい心の状態を少しリラックスさせていたりとかもあるのかもしれません。

なんだか、まとまりのない日記になってしまいました。
次の休みは、なにも予定をつくらないゆっくりとした日にしようと思います。

writer ライター

野原こみち

野原こみち

熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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