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江戸前の魚を釣る。

黒鯛これは月島運河に上がってきた黒鯛の稚魚です。
スズキ目クロダイ属別名チヌとも呼ばれ、汽水を好む魚ですが、
基本的に日本中どこにでもいる魚です

水辺の町だからこそ身近に楽しめる事のひとつに「釣り」があります。
その歴史は江戸時代に遡ります。
園芸・文芸と並び、江戸時代の大名や旗本などの間で盛んになり、次第に、町の旦那衆から町人にまで広がり、多くの江戸の人々に親しまれてきたそうです。
その江戸の釣り文化は、今も江戸=東京に深く根付いており、「江戸前の釣り」についての文献や浮世絵にその当時の様子や技が記されています。
また、現在でも、愛好者もかなり多く、釣り好きでも知られている落語家の三代目三遊亭金馬師匠もその一人で、釣りの予定に合わせて高座のスケジュールを組んだとかという逸話もあるくらいです。
さてこの江戸前の釣りですが、月島・勝どきエリアでは、夏場からこの季節にかけて賑わうのが「鯊(はぜ)釣り」です。

はぜよく見るとユーモラスでかわいい顔をしている鯊(はぜ)。スズキ目ハゼ亜目の魚の総称。淡水・川口から潮間帯・海岸まで分布し、水底に澄んでいる。多くは全長約15センチ程度のものが多い。

この時期は多くの人が、釣竿とバケツを手に、その日の釣りのポイントへ向かう姿を目にします。使い込んだ釣竿を手にする年配の方や、子連れの女性、高校生の友達同士のグループなど、水辺に住まう人にとっては生活に密着した楽しみのひとつなのだと感じる風景です。
そろそろ秋風が吹く運河沿いや池のほとりで釣り糸を垂らし、しばし魚とのやりとりを楽しむ。なんとも穏やかで贅沢な時間です。
水辺の町での楽しみ江戸前の釣りのひとつ、「鯊(はぜ)釣り」。釣った後は、お刺身や天ぷら、干し物として食べる楽しみが待っています。
潮のタイミングと時期さえ外さなければ、そんなに難しい釣りではないので、初心者でも十分に楽しめる釣りです。
この秋、夕涼みがてら、釣りを楽しむというのはいかがでしょう。

ハゼの天ぷら
ハゼは「天ぷら」で食べるのがおすすめです。
白身魚のふっくらとして淡白な味わいが、なんとも上品であとを引く美味しさです。
天ぷらのコツ:松葉おろしにしたハゼの水気をとり、あらかじめ小麦粉をまぶしてなじませておくと、衣が離れず、きれいに揚がります。

ハゼの天ぷら

鯊をボウルに入れ塩でぬめりをよく取ります。氷水でしめ、小さいものは鱗をとり、頭とわたを抜くだけでも大丈夫です。

下処理

サイズが大きいものは松葉おろしにします。鱗を取り、頭を落とし、わたを取り除きます。背鰭(骨)に沿って包丁を入れ、ひっくり返して逆側も同じように包丁を入れ、尾鰭の付け根部分を切り離さずに残し中骨を切り離します。

松葉おろし


江戸前の魚を釣るなら

春海屋釣具店 春海屋釣具店
昭和10年(1935年)創業の釣り具の老舗店。
地域の人たちや、電車や車で月島での釣りを目的にやってくる釣り人たちに愛され続けているお店です。
道具が無い初心者の方や、仕掛けや餌が手に入りにくいという方も、こちらですべてそろえることが出来ます。
また、ご主人は釣り歴50年の大ベテラン。
そのご主人が材料の竹の削りから、漆塗りまでご自身で仕上げられたという竿や粋な江戸前の釣りに欠かせない木製の餌箱なども販売されています。

〒104-0052 東京都中央区月島2丁目41-10
TEL:03-3531-2872
営業時間:7時30分~19時30分(土日も営業されています)



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