COLUMN連載コラム

オトナのトミカ TOYOTA CROWN

トヨタクラウン

クラウンは、クルマ好きでなくとも誰もが知っているトヨタの最上級モデル。誰もが一度は乗ってみたいと思う(思った)車。
デビューは1955年。以来、60年間、日本の車のトップに降臨し、我々消費者の憧れの車となっている。しかもその長い歴史を通じ官庁の公用車、企業の社用車にも用いられている。
この車のオーナーになることが、またこの車の後部座席に乗ることが、この日本社会で経済的にも社会的にも「成功を手に入れた人」の裏付けでもあったわけだ。
そう、“ザ・ニッポンのクルマ”だ。

車の免許を取得し、車に興味関心が急激に高まった大学生の頃、今でも記憶に残る広告キャッチコピーが、「いつかはクラウン。」1983年7代目クラウンにつけられたキャッチコピーだ。日本の車ヒエラルキーの頂点に立つメッセージ、その圧倒的存在感に驚いた。
また、この日本の車ヒエラルキーが裏を返せば日本社会のヒエラルキーだと実感した。安価な中古車を買ったばかりの若造の初心者は、そうか、社会に出て必ずクラウンに乗るぞ、と思ったのだった。
クラウンのこの不動の位置は、歴代のキャッチコピーを見れば一目瞭然だ。

「いつかはクラウン。」7代目(1983~1987年)
「すべては、クラウン。」9代目(1991~1995年)
「21世紀へ。このクラウンで行く。」11代目(1999~2007年)
「ZERO CROWN ~かつてゴールだったクルマが、いまスタートになる~」12代目(2003~2008年)
「超えてゆく、ブランド。」13代目(2008~2012年)
「CROWN Re BORN」14代目(2012年~)

このトミカのクラウンは、14代目。
発表会でこのピンクのクラウンが話題となった。このカラーは、ドラえもんの“どこでもドア”のピンクらしい。そんな演出であっても、ブランドは全くゆるがない。
CROWN-
「王冠」その名の通り、日本車の頂点だ。

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