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こみちの本棚 13冊目 カフカ式練習帳/保坂和志 野原こみち|2017年3月10日

わたしはフランツ・カフカも好きですし、保坂和志さんも大好きな作家さんです。



ですが、この本のタイトルを本屋で目撃するまでは、この二人はつながりませんでした。
だって、作風全然違うし…。作品的な、共通点はあまりわからない。
でも、ふたりとも好きなんです。だから、当然読んでみようという気になったのですが、
これはこれはまた面白い。
カフカ好きな人はご存知だと思いますが、カフカは八つ折り半ノートに書き記していた小説の断片。
それを保坂さんも自分の形でやっている…、タイトルそのままが説明になっていますね。
カフカのも然り、ですが保坂さんのも、小説の断片なので、
文章が途中で途切れたり、ぜんぜん話の途中ですべて終わっています。
わかる人にはわかるけど、わからないかもしれません、この本の楽しみ方は。

わたしは、断然、途中で途切れた話の続きを自分の妄想力で補ったりして、頭の中で遊びながら読んでいます。
なので、一つ区切りまで読んでは妄想する…、という繰り返しなので、大事に大事に、たっぷり時間をかけて読んでいます。
妄想力、想像力に自信のある人は、ぜひ読んで欲しい一冊です。

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